滞納しなければいいだけの話

6月といえば、

梅雨だけではない。

今年度の市民税・県民税と国民健康保険税の通知書が

送られてくる季節です。

2枚の納付書

その通知書といっしょに送られてくるのが納付書である。

この納付書を見るといつも思うのだが、

市民税・県民税なら、1期分と全期分(1期~4期分)、

国民健康保険税なら、一か月分と前納分(10ヶ月分)のように

2枚の納付書が送られてくる。

ちなみに、固定資産税も同様に1期分と全期分の納付書が送られる。

全期分、前納分とは、今年度分の税金を先払いする納付書である。

ただ、税金を先払いするといっても

国民年金のように税金を先払い(これを国民年金前納割引制度という)すると

値引きしてくれるというような

おいしい特典は一切ない。

昔はいくらか割引してくれたはずだったのだが、

いつの間にかその制度はなくなっている。

いつものことながら、国民が有利になる制度は削られるのが世の常である。

ふるさと納税しかり。

結局、先に払っても、毎月もしくは毎期支払っても

支払い合計金額が同じであるならば、

人によっては何十万円となる大金を一気に先に払う意味がない。

それでも、役所は割引特典も何もない全期分・前納分という

先払い用の納付書を毎年規則正しく送ってくる。

ということは、なにも見返りもない先払いをしている人が少なからずいるということだろうか。

それともうっかり間違えて支払ってくれる人を狙っているのだろうか。

……それはないか、支払いの段階で気づくだろう。

前払いのメリット・デメリット

税金前払いのメリットは、

うっかり支払いを忘れて延滞金を取られる心配がなくなること。

それぐらいだろうか。

デメリットは、資金繰りが悪化する。

一時的に何十万というお金が意味なく先に出ていってしまうので、

前払いした直後に急な支出(設備投資、お祝い金、車検、修繕費、旅行など)が

必要となったとき困ることになる。

不足分をどこからか調達する必要がある。

その調達方法が借金だったら目も当てられない。

利息を取られるだけ大損である。

役所に行って「たくさん払いすぎたので返して下さい」と

訴えてもおそらく返して貰えないだろう。

それなりに蓄えがある人にとっては、このデメリットは特に気にならないだろうが。

Win,Winではないので

メリット・デメリットは別として、

個人的には、税金の先払いは役所が得するだけなので

それはそれで癪であるため

今年も毎月・毎期払いにするだろう。

いつか全納割引が復活することを祈りつつ。